エジプト生まれのガルギール

ガルギールって・・どこか強そうな名前ですが、実は野菜なんです。

しかもとても栄養価が高い壮野菜なんです。

そんなガルギールが岩手県奥州市の星空がとてもきれいな衣川で育つことになった理由は?

ガルギールはエジプト生まれの野菜です。

ピラミット建築のころからあった野菜。イタリア語で『ルッコラ』。英語だと『ロケットサラダ』と呼ばれているようですが、エジプト由来の『ガルギール』は一番古い呼び名とされています。

その栄養価の高さから古代エジプトでは、クレオパトラが美しさを保つために、好んで食べたといわれています。

1995年12月、奥州市となる前の衣川村村長をされていた、佐々木秀康氏の実弟である佐々木良昭拓殖大学教授から種を預かったことから誕生したガルギール。栽培を農協に委託し、農協は8戸の農家に生産を委託しガルギール研究会を発足。同年に試験栽培をスタートさせました。といってもかたや国土の大半が砂漠気候のエジプト!雨はほとんど降らず、夏の暑さは衣川とは比べ物になりません。そんなエジプト野菜が本当に育つかどうかもわからないまま、10平米からスタートしたガルギールの種はすくすくと順調に育ち、翌1996年は3,000平米、1997年は5,000平米に作付面積を増加したということです。